室伏広治さんから学ぶ、使える筋肉を作る原理

どうも

shurikenn777です

 

今回はレジェンドアスリートの元ハンマー投げ世界チャンピョン室伏広治さんから「使える筋肉」を作る原理について考えてみたいと思います。

 

皆さんはウエイトトレーニングをしているのにスポーツや肉体労働、日常生活全般でパフォーマンスが上がらなかったという経験はないでしょうか。

これは、室伏さんの言われているような運動能力の向上の本質を抑えられていないからかも知れませんね。

 

gooday.nikkei.co.jp

 

室伏さんはこの記事の中で、ハンマロビクスという室伏さん独特のトレーニングを開発し、それを反映したエクササイズをいくつか紹介されています。これらのエクササイズを例に出して使える筋肉がどういうことなのか、というのを室伏さんなりに説明されています。

 

1つは有名な新聞エクササイズです。これは机に広げた新聞紙を片手で持ち上げそれを空中で丸めて、最後には手のひらに収まるサイズにするというものです。結構これが簡単には出来ないそうです。室伏さんいわく、このエクササイズには握力だけでなく、手全体をコントロールせざるおえないことから、様々な神経回路が使われるそうです。

この時、普段使わない筋肉も使われることで、自由に動くと思っていた手がそうではないことに気づくそうです。実際に丸めたころには腕がパンパンになっているとのこと。また筋肉を動かしていることを忘れてしまうように集中するのが大事とも言われています。メンタルと動きが一体になる感覚です。

グリッパーなどで単調な動きでトレーニングしている場合、動きが惰性になり、脳活動や身体感覚が運動中に多く関与するわけではないので、使える筋肉を作るには新聞エクササイズのような運動と身体感覚が融合するようなものが良いそうです。

ここで例をあげられています。歩くためのリハビリをする際、スクワットやレッグカールといった足の筋トレだけを行っても早い回復は見込めず、片足でバランスを取れるような安定性、また足の裏の感覚を改善させる必要があるそうです。スムーズに歩行するためには身体感覚の向上と片足で無意識に体を支えられるように実際に歩くようなトレーニングが必要とのことです。

また様々な例をあげながら自分のイメージ通りに体を動かすには、全身を使って全力を出し切る練習が大事とのこと。日常生活で全身を使う運動を行うやり方についても説明されています。

 

 

この記事から室伏さんの運動能力向上のためのポイントは以下のようなものですね。

それは、運動と体で感じる感覚が一体となっているトレーニン、また一つの筋肉だけでなく様々な筋肉を連動させるトレーニン、を行うということです。

これを自分なりに解釈してみたいと思います。

運動と体で感じる感覚が一体となるというところですが、これは自然な動きを自分が感じる方が筋肉が動かしやすいという感じでしょうか。運動能力が高いということは、運動能力が低い人より自然に様々な動きが出来るということに通じると思います。そのためには様々な運動に対して動かしやすい体勢というか体になっていなければなりません。そのためには、(紹介されている新聞トレーニングのような)腕のトレーニング一つ取っても単調な動きではなく、腕のより様々な筋群を連動させるようなトレーニングが重要になって来るということでしょう。このようにすることで、手を動かす上で様々な動きをすることを可能するわけです。スポーツなど実際の様々な競技では一般的なウエイトトレーニングに比べて単調ではなく複雑な動きをするために、より様々な動きに対応できるようなトレーニングが効果的になる感じでしょうか。

また上記の話とも関連しますが、運動能力を向上させるために重要なポイントである様々な筋肉を連動させるとトレーニングを行った方が良いと言うのも同じ原理かもですね。上記で言ったように、スポーツはウエイトトレーニングなどに比べ全身を使った複雑な動きが多いですね。格闘技などの相手がいる競技の場合は、相手の動きによって自分の動きも変えなければならないし、かなり複雑です。このような場合、全身を連動させながら、単調でなく、様々な筋肉を導入するようなトレーニングをした方が効果的ということでしょうか。

このように解釈していくと何となく意味が分かってきた気がします。

このように室伏さんはトレーニングの本質を追求していったから、筋肉番付とか自分の競技とは関係ない競技に出ても圧倒的な能力を発揮できたのでしょう。室伏さんは今でもより効果的なトレーニングについて探求しているそうです。

 

いやーしかし、こう考えていくと筋肉とか、人間の運動とかいうものは奥が深いですねえ。

 

 

 

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